∮ Performer,Singer & Songwriter,Kanafu Marie(カナフ マリエ)のブログです♪

by kanamarie

花束のひと(14) 永遠に残る一瞬。--パリの想い出--



みなさま

こんばんは!
今日もここに来て下さって、本当にありがとうございます。



今日は、乙女の闘い?春の”桜花賞”が行われましたネ。


女の子の馬の闘いって、見ていて本当に可愛い(涙)ですよね…。

パドックから、本馬場入場まで…


”え?ワタシ、走るの!?”

”どうしてこんなにたくさんの人がいるの!?”

”いや〜ん、恥ずかしい〜〜”


なんて、思っているお馬ちゃんの声が聞こえて来そうで、(笑)


本当に可愛くて・・・胸がキュン…としてしまいました。




勝った馬は、母も姉も果たすことが出来なかった偉業を、やっと成し遂げました…。(涙)
(馬券はハズしましたが・・・。^^;;
来週、またここからもリンクしている岩戸厩舎の所属馬たちに、取り戻してもらおうと(切実に)思っています・・・^^)




競馬にも、何代にも渡るロマンがあります。




次は、”オークス”。





負けた馬にだって、チャンスはいっぱいあるんですよね!!

(今日は眠れないくらい悔しい夜を過ごしても、その分強くなって・・・ピンチはチャンス!ですよね!!

勝つ時に、オッズが上がっているのも、その馬を支持し続けた人達への、神様からの粋なプレゼントかも?知れませんよね^^)






『花束のひと』


続きを書きます。^^ 

こんなmarieの物語(もちろんノンフィクション)ですが、読んで下さる方がいて…本当に嬉しく幸いに思います…。




ありがとうございます・・・。(感謝…)




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大森社長と逢って話した事を、marieはS田さんに報告しました。

S田さんも、

「そうだな…。一度、日本に帰った方が、いいよ・・・。」


…と言ってくれました。すごく辛そうな顔をしながら…。



「でも、あなたは、音楽をやりにパリに来たんでしょ…。


パリでは、余り歌う機会がなかったけれど、思い切って帰国するまでにニューヨークに行って、ジャズを歌って来たら?


日本からだと遠いけど、ここからだと、5、6時間で行けるし…。



費用は僕が持つからさ…。」



S田さんはそう言ってくれました。



「そんなこと、出来ない。そんなこと、いいの!!」



と言う私に、S田さんは、



「僕はね、あなたに感謝しているんだ…。僕は、パリに出て来てから、ずっと働き詰めで、働く事しかやる事がなかったんだ…。

人よりはちょっと多めの給料をもらっても、その使い道も知らないし、

日本人の友人が出来たら、仕事が終わった後はそいつらと麻雀をしたり…


パリにいるんだか、日本にいるんだか、分らないような生活だったよ…。あなたと会うまでは…。



だけど、あなたはね、



パリが好きで、死ぬような思いをしてここまで来て、夢を叶えようとしている…。



お金のこととか、お母さんの事とか、体のこととか、弟さんの事とか、いっぱい問題があるのに。




それでも働きながら、歌っているだろ?




こんなパリで、、、この街のどこがそんなに魅力があるんだい?って、最初は思ったよ。




この娘(こ)は、全然現実を知らないんだな…って、正直言って、笑っていたんだよ。






でもね、あなたを見ていると、僕は、パリという街がこんなに何て言うか…美しい街で・・・



そして、こんなにも楽しいところなんだってことが…やっと分かって来たんだ…。


あなたはいつも休日になると、一生懸命お洒落して、

モンマルトルやサンジェルマンデプレのカフェに行ったり、道端で歌ったり、にこにこしていたろ…?

その内僕も、同じように少しは良い格好して、今まで行った事のない店にあなたを連れて行ったりすることで、

今まで知らなかった世界が開けて来たんだよ。


背伸びしても自分を少しでも良く見せようって・・・頑張る事がね、自分でも楽しくなって来たんだよ・・・。

今まで絶対に入れてもらえなかった一流の店にもちゃんと客として受け入れてもらえるようになって…、

そして段々とそこのギャルソンやウエイターやソムリエ達とも対等に話してもらえるようになったし・・・。

でもよく考えたら、絶対に入れてもらえないと思う前に、自分が行こうとしていなかっただけなんだよな。

こっちの人間は、身なりや外見でまず人を判断するから、

その店に認めてもらうために、いい服を着て、いいネクタイを締めて…って、何となく

意欲がさ・・・、湧かなかったんだよ・・・。


だけどやっぱり、頑張った分、ちゃんと認めてもらえるんだよな・・・。

今は本当に、毎日が楽しいよ…。仕事にもやりがいを感じるし、休日は楽しみだし。



あなたは…僕の生活を、変えてくれたんだよ…。本当に、感謝しているよ・・・。




だからさ・・・。





行って来てほしいんだ。





パリで出来なかった事を、やって来てほしいんだ。ニューヨークで。






あなたの歌を、聴いたことがある者として、言っているんだよ?


あの歌を聴いたからこそ、行って、歌って来てほしいんだ…!」






S田さんは、静かにそう言ってくれました・・・。



それで、以前ここでも書いたように、marieはリュックサック1つで、パリからNYに渡り、

『イパネマの娘』を、歌って来る事が出来たのです。


(*パリからNYまで、当時格安航空券で5万円くらいでした。往路はエジプト・エアーで、復路はコンチネンタル。今でも良い思い出です…)



NYでは、短い滞在の間に、色んな事がありました…。

貴重な経験をS田さんや大森社長のおかげでさせて頂く事が出来て、今でも本当に感謝しています。





---この後、一度パリに戻ってから日本に帰国した時の状況が、少し悲惨なものなので、ここで思い切りいい思い出を書いていいでしょうか…?^^(スミマセン…)---






いよいよ日本に帰国する、その前日、


S田さんは、



「二人の思い出を、作りに行こう…!」




と、いつものように静かにmarieを誘ってくれました。





そして、私たちは、凱旋門に行き、



その真下で、初めてのキスをしたのです・・・。





凱旋門の下のその広場から、放射線状に広がるパリの道・・・


その広場の周りをグルグルと回る車から、贅沢なくらいに、たくさんのたくさんの、クラクションの祝福を受けながら・・・。













---次はいよいよ帰国して、最終話になります・・・。

長い間、お付き合い下さって、本当にありがとうございました。





少し書き辛い部分もあるのですが、今はみなさまのおかげで、幸せなmarieですし・・・

包み隠さず、そのまま書こうと思います…。


どうぞ、読んでみて下さいネ・・・。




今夜もここに来て下さって本当にありがとうございました…。




心からの感謝を込めて

kanafu MARIE




この歌は、marieの原点です。
♪ジュリエット・グレコ『パリの空の下、セーヌは流れる』
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by kanamarie | 2007-04-08 22:06 | 花束のひと | Trackback | Comments(5)
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Commented by longfeng at 2007-04-09 13:47 x
なんて素敵な思い出・・・♡映画のワンシーンになりそうですね。そしてS田さんのmarieさんへの誠実さ溢れる言葉も感動しました。こんなこと言って笑われるかもしれませんが、marieさんって、漫画の『キャンディ・キャンディ』のキャンディみたい・・・と思いました。苦労も多いけれどいつも一生懸命で、その姿が周りの人たちを感動させて、周りの人たちをも変えてゆく・・・そしてたくさんの人に愛される・・・ああいう話はフィクションだと思っていましたけど、本当にそんな人生の人もいるんだなあと思いました。
Commented by kanamarie at 2007-04-09 22:49
longfengさん
ありがとうございます(涙)
こんな風に言って頂いて、嬉しい嬉しい嬉しい…!です(涙)
思わずPCの画面を切り取って、持って帰りたくなりました。

S田さんとは本当に短いお付き合いでしたが、書いている内に色んな事を思い出して・・・感謝の気持ちで一杯になりました…。
本当に誠実なお言葉ですよね…。
本文には書きませんでしたが、私の身体障害者の弟の事も、
”奇跡が起きて、ある日突然弟さんが良くなるかも知れないから、希望を捨てないで…”
と言って下さった事もあったな…と思い出し、涙が出て来ました…。

『キャンディ・キャンディ』って!!
うわ!これすごいわ!!longfengさん!!
marieね、『キャンディ・キャンディ』の音楽が好きで、大学時代までそのサントラ盤(LP)を持っていたんですよ!
お友達とドライブする時そのカセットを持って行ってて、かけてもらったら、

「かなちゃん、頼む、何とかしてくれよ」  (^^?

とよく言われたものです(笑)
(もう少し書きますね)
Commented by kanamarie at 2007-04-09 22:50
longfengさん、ほんとうに宝石のようなお言葉をありがとうございます…。(もったいないです…)

これから書く最終話は、少し気が引ける位…辛い場面もあるのですが、書き上げる勇気を頂きました。

感謝します。いつもありがとう・・・☆
Commented by guttci at 2007-04-10 03:55 x
今回のKanaさんの記事を読みまして,やっぱり皆が互いに相手を応援しているんだなぁ…と読んでパワーを頂きました。
Commented by kanamarie at 2007-04-10 07:43
まぁ!guttciさん!!
嬉しいです^^おはようございます〜。お仕事ご苦労さまです!!
新地のguttciさんのお店で暴れそうになって、守って頂いたあの事件の日から約1年が経ちますね(^^;;;
早くあの日の事をここで書いて、お詫びと、guttciさん自慢をしないといけません!本当に!!
guttciさんからも大きな応援とパワーを、そして愛情をいつも頂いています。
”日本一のバーテンダー”ですから。guttciさんは、まさに・・・。
marieの誇りです。
guttciさん、いつもありがとうございます・・・。感謝。