memories of a color
2006年 04月 27日東京初日(の記録)です。
新高輪プリンスホテル1階の“あさま”というBARで。
年度末でお忙しいのにもかかわらず、The Sidewinderこと中原さんと、ウエヤマさんが暴風雨の中を駆け付けて下さいました。
まず、無事にマスターを入手出来た事のご報告とお礼を申し上げて、乾杯!
(もう一人、お礼を言わなければならない方が大阪にいらっしゃいます。本当にありがとうございます…。)
その後、今後のスケジュールやジャケット等に関しての打ち合わせとなりました。
ちなみに、これはその時の話題に出たものです。
Stina Nordenstamという
北欧のアーティストで、『memories of a color』という名のアルバムです。
「ナイトウインド」のサンプル盤を聴いて下さったウエヤマさんの奥様が“似ている雰囲気がある”と言って下さったもの、なのだそうです。
このStinaというアーティスト、私は全然知らなかったのですが
”あぁ!あの、スウェーデン出身のね!”と、頷く中原さん、さすが!!!
蛇足ですが、中原さんは
“ワシは、根本的に白人は嫌いだからね!” (*注 この時の会話ではありませんが)
なんて、いつもおっしゃっています。
私が”だけど中原さんのサイトの名前、『Mercy for "ALL COLORED MUSIC" 』ですやん!
と、突っ込むと、
”アレは、"Except White"が抜けとるんや!”
・・・と、こんな感じ。(^^; (ガンコ)
”Whiteは、カラーじゃないんだ!”
・・・という返事の時もありました。 あはははは(中原さん風)
だけど、そうは言いながらも、本当は全部、受け入れていらっしゃるのですよね。
あ、Stinaの話題に戻りますね。(失礼しました)
>音的にはNight Windとは決定的に違うと僕は思いますが、
僕の奥さんは「似てる雰囲気がある」って言うんですよね。
この人、癒し系ミュージックの元祖、みたいに語られていて、
確かにそんな雰囲気ではありますが、
すっとしていて、乾いていて、それでいて、どこか有機的、というか。
そういわれてみれば、、、という感じですが、、いかがでしょ?
……とは、Stinaの曲を贈って下さった時に添えられていたウエヤマさんからのお手紙の一節です。(そのまま抜粋させて頂きました)
そんな流れで、ウエヤマさんからは、ジャケットを制作する上で「ナイトウインド」の曲の持つイメージカラーについて、爽やかに、かつ、ノーブルに、
中原さんからは、“名盤のジャケット”について
熱く熱く、濃く濃く、(汗
お二人の会話がそのまま本1冊になるほど内容の濃い、贅沢なレクチャーを受けさせて頂き、感激でした!
本当にありがとうございました。
さて、その夜。
私は”ちょっとしたこと”から、泊まる場所を無くしてしまって、、、(^^;
というか、その日の宿には、行かない方がいいんだな、と納得して
暴風雨の中を朝まで彷徨い歩いたのです。
でもまぁ、夜中の3時過ぎでしたし、
もう3時間も待てば朝なので。
ファミレスも無かったので、国道沿いのベンチに傘をさして座り、ぼーっとしていて、そうか、、東京にはmarieの母もいるんだなぁ、、と 考えていたら
無意識にこのメロディーが、浮かんで来たのです。
"Cradle me, Mama,cradle me again....."
(ママ、私を優しく揺らして、もう一度)
あぁ、この歌って、こんな曲だったのか。
どしゃ降りの雨の中で、私は何かに取り憑かれたようにその歌を歌っていました。
何故か、嬉しかった。
楽しい思い出です。
いつか、ライヴでこの歌を歌う日が来たなら、もっと、いい思い出になるでしょう。
『Stoney End』(Disk 1の12曲目に収録されています。原盤は'71年の「ストーニー・エンド」)は、ローラ・ニーロの作品。
過去を振り切るかの様に、甘えなく開き直って、バーブラは、ダイナミックに歌い上げます!最高!!
自分が可哀想だなんて、泣きながら歌ってはいけないのです!!
依頼心の強いmarieには、まだまだこんな風には歌えないぞ!と、喝を入れられた思いがしました。
ただ、、、雨の中、、
”こんな思いを、娘にだけはさせたくないわ…”とは、つくづくと、思いましたが、、。
・・・次の日、その夜の事をウエヤマさんに、そっと、メールで打ち明けたら、
”寒かったでしょう・・・・・”
と、返事が、、。
この1行を読んだ時だけ、少しだけ、涙が出てしまいました、、、。
これで初日の終わりにするとしんみりしちゃうのでまたまた蛇足ですが
中原さんがその事を知って
”僕のとこに来たら良かったのに”
と、言って下さったのですが
そそ、、、そんな、、危険な、、、、、(^^;
(す、すみません、、)
”つづき”はまた、書きますね!
最後まで来て頂けると、嬉しいです。
ありがとう!
小さく(笑)
手前にいらっしゃるのが中原さん、奥に座っていらっしゃるのがウエヤマさんです。