ちょっといい話…。
2011年 05月 24日今日もここに来て下さったことをとても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。
今夜は何故か眠れなくて…もうこんな時間になってしまいました。
雨がしとしと降っています。
雨の夜明け前・・・、それもいいですね。。
ちょっと…胸がキュン…とする、記憶なのですが、
もう、いつのことかは忘れてしまいましたが、
ある街を離れることになった時のお話です。
住んでいたお部屋を出なければいけなくなって、一旦は近くに新しいお部屋を借りようとしたのですが、
結局、その街を離れることを決心しました。
その街には、頼る人ももういなくなってしまい、家族や友人の住む場所からもとても離れていたので、
住む意味が無い、と思ったんです。
それで私は、転出の異動届を出す為に区役所に行ったんですよね。
その時に、赤ちゃんの検診があったみたいで、同じ街に住む外国人の方が、言葉が通じず、担当の方が困っていらっしゃったようなので、
「良かったら、お手伝い致しましょうか?」って、通訳をさせて頂いたんです。
その時、区役所の方(女性の方です)が、
「助かりました。ありがとうございます。」と言って下さって、検診が終わった後、私の方に駆け寄って来て下さいました。
「これからも、時々手伝って頂けますか?」と、仰られたので、
その街を出る為に、今日はここに来たことを話しました。
「どうして、ここから引っ越されるのですか?」
と、尋ねられたので、
「もう、ここに住む意味が、無くなったからです…。」
と、静かに私は、答えました。
その時です。その、区役所の方が、こんな事を言って下さったんです。
「そうなんですか…。
でも、私は、あなたがこの街に住んでいらしたから、
今日、ここで、
あなたに出逢えて良かったと、思っていますよ…。」
って・・・。
それを聴いた時、私は、泣いてしまいました…。
そんな風に、思って下さる方が、一人でもいて下さって良かったって・・・。
何だか、今もここに来て下さっているみなさまにお伝えしたくなって、書いてみました。
いつも本当に、ありがとうございます。
感謝
Kanafu Marie