たった一度の人生だから
2011年 03月 31日少し前のポストで書きました、原発の無い国、イタリアの生活の様子を少し、一部分だけご紹介しますね。
ナポリの人は、食事の時には必ず、天然酵母のパンを食べます。
持つとずっしりと重い、酸味が利いていて、とてもおいしいパンです。
郊外のムニャーノと言う田舎町では、どの家も必ずニワトリを飼っていて、
そのパンの残りは、お水でふやかして、ニワトリの餌になります。
ニワトリは、安全な天然酵母のパンを食べて、安全でおいしい卵を産みます。
「今日は1個だけだった。」「今日は3個も産んだ!」
と、毎日その度に家族で喜んで、
その卵を使って、生パスタを捏ねたり、ケーキを焼いたりするんですね。
安全で素朴でおいしい。それは何より豊かな食生活だと感じました。
電気を余り使わないイタリアの人達。
ムニャーノでは、アイロンもとっても原始的?な鉄製で、これも小さいながらずっしりと重くて、
ガスコンロの火にかけて熱くして、使用するんです。最初見た時には、ビックリしました!
もちろん電気アイロンも売っているのですが、「買う必要が無い。」と笑いながら言っていました。
停電、断水はしょっちゅうで、日常茶飯事。
”そんなもんだ”と思っているから、誰も騒ぎません。
夏の暑い日中は、お昼寝をするか、家の軒先の影になっているところに椅子を出して腰掛けて過ごし、夕方、涼しくなってから海辺などに散歩に出掛けます。
「僕たちはお金も名誉も無いけれど、だけど、自分たちは世界一豊かだと自負しているよ。
僕たちには歌があり、そしてどこよりもおいしい食事を毎日楽しんでいる。それから、アモーレ(愛)もね!^^」
って、marieをディナーに誘ってくれた友人のお父さんが、ヴァイオリンを弾きながら語っていました。(笑)
アモーレ、マンジャーレ、カンターレ。
愛し、食べて、歌う。
それが原発の無い国、イタリアの人達の人生3大要素なのです。
本当に大切なものを中心にして、
ゆったりと、時が流れて行っているような生活・・・。
今、そんな原点に還ることの大切さを痛感していらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
原子力発電は、もう要りません。
今日も読んで下さってありがとうございました。
感謝と祈りを込めて
Kanafu Marie