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by kanamarie

夜のハリウッド

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午前1時30分。
 

--その日のレコーディングを終えて、大王は私を、ハリウッドに連れて行って下さいました。

この、車(ジャガー)のフロントガラスの、その向こう側に,
「I WANT YOU」を制作した、スタジオがあります。

1966年、大王リオン・ウェア(当時26歳)がLAに移り、その時、初めて住んだのが、ここ、ハリウッドでした。

そして・・・・・、

マーヴィンに譲った「I WANT YOU」が、大ヒットとなり、、、巨額の富を得たのです。

「それで、ここから、マリヴに引っ越したわけですね」
と、私が言うと、

「ああ、、、あの頃の俺は、、、やる事がクールじゃなかったからな・・・」

と、大王は,ボソッと,つぶやきました。 

過去の自分を、恥じているように、、、。



------「お前、腹が減っているだろ?」

そう、聞いて下さったので、「はい!」 と、正直に答えました。

「でも、どうしますか?もう、この時間じゃ『PINKS』(ホットドッグ)は閉まってるし、デル・タコ(タコス)も、ファット・バーガーも,閉まっていますよ?」

私が言うと,大王は、

「大丈夫だよ。安くてうまいブラジル料理の店があるんだ。行こう!」
と、、、
d0031078_5581413.jpgそして連れて行ってくださったのが、このレストラン。

薄暗い店内は、大勢の客で、賑わっていました。

大王が、ラム、私はチキンを頼んで、それぞれにライスと揚げたバナナと,豆を煮込んだものと、ヤク芋が添えられてきました。

「ソウルフードに、似てるだろ?」d0031078_6143997.jpgd0031078_1413770.jpg

--と、初めてのブラジル料理を目の前にして、興奮している私に、大王は得意そうに教えます。


「オレが子供だった頃は、毎日、この、豆と、パンだけだったんだ、、、。毎日、食ったよ.....俺のごちそうだったよ.......」

貧しかった幼少の頃をしみじみと語る大王に、



「先生・・・、先生は、今、とても......クールです......」 

-----と、思わず言ってしまいました‥‥‥。



------「ああ、そう、ありたいもんだな・・・」


と、答えた大王と一緒にお店を出た時、


外はもう、


----夜明け前...。



「眠らない街」に、新しい一日が訪れようとしていたのです。




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'I WANT YOU'スタジオにて。若き日のスティービーも、写っています。
by kanamarie | 2005-06-19 00:29 | LEON WARE | Trackback
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