神戸Jazz街道・生き続ける中川派。"Busy Bee"という名店...♪
2008年 05月 30日みなさま
こんにちは!今日もここに来て下さって本当にありがとうございます。
昨日の沢田靖司先生のライヴは大盛況だったようです。
元々入っていた仕事をキャンセルするのに時間がかかり、予約を入れるのが一歩遅かったようで、marieはライヴに行く事が出来ませんでした。
(チケットは2週間くらいで既に売り切れ、キャンセル待ちだったのです。)
あぁ〜、ちょっと弟子として、申し訳ない気持ちです…(-_-
(行ってお逢いしたら、また、何か叱られそうで(?)それはそれでヒヤヒヤしていたのですが・・・。^^;;)
でも、久し振りの先生のライヴを楽しみにしている方がこんなにも大勢いらっしゃるのだ、という事実は、弟子の私にとっても本当に嬉しいことでした。
沢田先生って、やっぱりすごい方ですね。
日本に於けるジャズ界の神様みたいな存在ですものね…。
今日はmarieがその沢田先生に弟子に付く前のmarieの神戸時代のお師匠さま、故中川先生にまつわる記事を書きたいと思います♪
日本でのJazz発祥地である神戸のJazz界は、元々、3つの派閥に分かれていたのだそうです。
その内の一つは小曽根派で、(なるほど!)一つが中川派だと言う事です。
marieも中川派の末裔?になるわけですね・・・。
ここで、素晴らしい中川派の大御所をみなさまにご紹介します!
神戸三宮Busy-Beeのママ、ペコさんです!!!
これは昨年9月に、ある方にこのお店に連れて行って頂いた時のものです。
Busy-Beeのママさん(ペコさん)の事は、marieも大学時代、中川先生から良く聞かされていました。
「あなたに、ものすごいジャズヴォーカルを聴かせてやろう。Busy-Beeのママの歌には誰も敵わない。僕だって負けちゃうよ。」
中川先生がそんな風におっしゃるBusy-Beeのママさんて、一体どんな方なのかしら・・・と、いつも思っていました。
でもその当時は、中川先生もBusy-Beeのママさんも毎日多忙を極めていて、とうとう、一度もお会い出来ないままに、marieは神戸を去り、上京してしまったのです。
あれからどれだけの年月が経ったことでしょう…。
やっと!!!お逢い出来ました!!!
どんなに感激した事でしょう!!!(涙)
marieのために、『星に願いを』を歌って下さいました・・・。
(ベースを弾いていらっしゃるのは、息子さんなんですよ…^^親子で、本当に素敵ですね♪♪)
ペコさんの、この歌声…、言葉になりません…。
こんなに魂を揺り動かされるような力強い『星に願いを』は、初めて聴きました…。
”度肝を抜かれる”とは、こういう感覚を言うのでしょうか…。
みなさまも、一度聴かれたら絶対に分かって頂けると思います…。
ペコさんは関学(marieと同じだったんですね!)在学時に、なんとこのお店を開店されたという凄腕のビジネス・キャリアウーマンでもあります!!
さり気なく気品高いその装いは、神戸を代表するジャズ・シンガーとしての風格というよりも、そういうものをしっかりと内に秘めた優雅さを感じます。
"Busy-Bee"という、震災の時にも壊れず生き残ったこの素晴らしいお店で、真紅の薔薇のお花とペコさんの愛情に包まれて、
今も尚、そこに、
中川先生の”音楽”が、生き続けているのです。
ペコさんは、
「中川さんのお弟子さんが、marieさんで、そして、marieさんが今もこうやって音楽を続けていらっしゃる事が嬉しい。
中川さんもきっと天国で喜んでいるわ…。」
と、言って下さっていました…(涙)
marieは涙が一杯でした…。このペコさんとmarieの視線の先には、中川先生が微笑んでいらっしゃるかのようでした……。
神戸、Busy-Beeのママ、ペコさん、本当にありがとうございました・・・!!!
今度神戸に行く時には、ペコさんに歌って頂く曲(marieが作りました!)を持って行きますね♪
みなさまも神戸に行かれる機会がありましたら、是非Busy-Beeを訪れてみて下さい。
神戸のJazzの歴史が、そこに息づいています。
名店です♪
今日も読んで下さってありがとうございました!
感謝を込めて
Kanafu Marie