∮ Performer,Singer & Songwriter,Kanafu Marie(カナフ マリエ)のブログです♪

by kanamarie

LA FORZA DEL DESTINO (運命の力)--決して一人になれない国、イタリア(2)写真差しかえています。^^


みなさま

こんにちは!
色々と慌ただしくお忙しい中で、いつもと変わらずここに来て下さって、本当にありがとうございます。

前のポストの続きなんですけれど…

年末の、みなさまがお忙しいこの時期にこんな事を書くのも何だかなぁ〜と、、、思うのですけれど…

人間て、”一人になりたい”時って、、たまにありますよね。


私はものすごく寂しがりやで、家族に縁も薄く…、一人の時が多いので、
日本にいる時は、”一人になれない”なんて、そんなこと、思ったこともないのですが…


でも、そんなmarieでも、一旦イタリアに行ってしまうと、


決して、一人にはなれないんです。



街を歩けば、”チャオ!チャオ!!”と色んな人が話しかけてきてくれるし、

一人でカフェに入って、くつろいでいると

“必ず””誰か”が、空いているとなりの席に、”よかれ”と思って座りに来てくれます。

”女(の子)を一人にさせてはいけない”という、それはどうも、マナーなようなものらしいですね。




マンマテレサには、10人の子供がいて、その内一人を除いて、全員ナポリ(ムニャーノ)に住んでいます。


マンマはペペと二人暮らしなのですが、同じ建物の下の階に
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イシドーロという、ナポリで花火師をやっている息子と

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アンナというお嫁さんが住んでいて
(marieはアンナが大好き!お料理やお菓子作りがものすごく上手なんですよ!)

後の子供たちは皆、少し離れた(車でスープの冷めない距離)にそれぞれのお家があるので、
毎日、朝から晩まで、色んな家族が立て続けに、

「アノー」(ナポリの方言で、”おばあちゃん”の意味です。)

と言って、マンマのお家に入ってきます。


marieが朝、顔を洗っている時にも、
パジャマですっぴんでエスップレッソを飲んでいる時にも、
身だしなみを整えている時にも、(メイク中にも)

とっかえひっかえ、色んな人が来て、

「カーナ、カーナ、ヴェーニ クワ、ヴェーニ ヴェーニ!!!」(ここへおいで)

と、呼ばれるんです(^^;;;

それで一日中、メイク出来ない日もありました。




皆、いい人ばかりなのですが、どうしても人に”気”を遣ってしまう性分なので、自分で自分に、疲れてしまうんです…。(あくまでも、自分に、なのですが、、、)



昔、ペペの家にずっと住ませてもらっていた時にも、あまりに一人になれる時間が無さ過ぎて、疲れてしまって、



ローマに逃げたことがあったんです。


ホテルに泊まって、
一人になって考えたい事を考えて、
ぐっすり眠って

翌日、ブラ〜っと、散歩に出掛け、

ナボーナ広場のカフェで観光客に紛れて、一人ぼーっとして、

噴水を見ながら、開放感に浸ってていたら、



「チャオ!」


と、声を掛けられました。



振り向いてみると、



・・・ぺぺでした、、、、、。




「ぺぺ!!どうしてここにいるのっ!!???」



と、驚いて言うと、



「いや。ホテルに行ったんだけど、もう出た後で…。こっちの方向に歩いて行ったと聞いたから。」


と、言うのです。



こっちの方向って…こんなに広いローマなのに、、、と、思っていましたが、、何年か後にその時の事を良く聞いてみると、


私が、噴水が好きなのを知っているので、

ローマ中の噴水のある広場という広場を、探して歩いたらしいのです。


ポポロ広場、トレヴィの泉、スペイン階段など・・・たくさんの噴水名所を巡って、最後にナヴォーナ広場に来てくれたらしいのです。本当は、随分歩いたそうです・・・。



「一人にさせると、心配だから。行って来いって皆から言われたんだ」

と、、、私の荷物を持ってくれて…。

その後そのままペペと一緒に、ナポリに舞い戻りました・・・。






ペペとは喧嘩ばかりしている・・・と、少し前にも書きましたが、
今回の滞在中にも、
一度、marieが大変ネルブス(ナーヴァス)になって、喧嘩になっちゃったんです、、。


それは、ポジターノから戻ってきた翌日の事。


私は、ナポリ市内のバー、ガンブリヌスとメルジェリーナ港で、路上ライヴを演って、カンツォーネを歌ってから、日本に帰国するつもりでした。


それをしたくてたまらなかったのです。


それ無しには、日本に戻ってきたくありませんでした。



ナポリ市内で路上ライヴをやると言う事に反対するペペと必死の交渉をしていました。



「だからお願い。一人でチェントロ(ナポリ中心部)に行かせてよ!!!ペペ!!!!!」


ペペは、


「市内は、ダメだ!!!今、毎日どれだけ事件が多発していると思っているんだ!!!ペリコローゾ、ペリコローゾ!!!」


と、言うんです。


「ペリコローゾって、何よ?」


と聞くと


身振り手振りで、ピストルを撃つ真似をして、「プシュプシュプシュプシュッ!!」とやるんです。




そんな、、。いくらmarieが大阪人でも、


それを受けて「あぁ〜〜〜〜〜・・・や・ら・れ・たぁ〜〜〜〜」



なんて、



倒れている場合ではありません。(^^;;;;;



marieは、外国に行く時には辞書を持って行かない、というへんなこだわりがあるので、最初は良く分からなかったのですが、


ペリコローゾとは、どうやら”危険”という意味のようです。



納得いかない私に「これ見てみろ」と


TVのスイッチを付けるぺぺ。



いきなりパトカーが映り、夜の暗がりに点滅する赤いランプ、クラクションの中で響き渡るサイレンの音、人だかりの渦、血で染まった石畳の道、、、そんな映像と共に何やら物騒なニュースが流されていました。
インタビューに答えている人や、アナウンサーが、しきりに”ペリコローゾ、ペリコローゾ”と言っています。


ここ数ヶ月間、ナポリ市内では、深夜や早朝に、毎日のようにマフィアによるピストルでの殺人事件が起きているというのです。(狙われるのは外国人観光客だ、とペペは言っていましたが・・・)



「今朝も、エルコラーノで(ナポリ郊外のヴェスビオ火山麓の街)人が亡くなっている」


と言うんです。「だからダメだ!!!」と、、。



「危険な事は、分っているわよ!!!でもわたし、もう子供じゃないのよ!!!???一体何歳になったと思っているの!!???頼むから一人にさせてよ!!!一日くらい自由に歩かせてよ!!!大丈夫だから!!!」


と、marieは少し感情的になってしまいました。


「ダメだ!!!キミは何も分っちゃいない!!!いっつもハイヒール履いて、ピンクの服着て、こんな風に(私の歩き方を真似しながら)ちょこちょこ歩いて!!!このナポリで!!!   危なっかしくて、見てられないだろ!!???ペンダントをブシュッと剥ぎ取られて、ボルサ(鞄)をさらって行かれても、カーナ、キミはそんなことも気が付かずに、歌ってるに決まってるのさ!!」


「あのね、私はね、どこの国に行っても、いつでもどこでもピンクの服を着ているの!!!悪かったわね!!!」


「それで泥棒に逢ったって、スリに逢ったって、ニコニコしているんだ!!!キミはどんな奴らにでも愛想良く振る舞って、すぐに親しくなる!!!」


「そんな事、ないわよ!!!第一、私、ナポリに歌いに来たのよ!!!そんな危険だ危険だって言われてお家にこもっていたら、何も出来ないじゃない!!!」



「ダメだ!!!歌うなら、ムニャーノで歌え!!!」



ペペは、断固として、譲りません・・・。


marieは、泣き出してしまいました・・・。





その光景をずっと最初から見ていた、
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ペペのお姉さんのアンナ(イシドーロさんの奥さんとは別の、実のお姉さんです。marieはこのアンナも、大好きなんです。)が


marieにこう言いました。


「トゥット モンド タント カッティーボ」(世界中には、悪い人が、いっぱい)


「トゥ ノン コノーシ」(あなたはそれを知らない)




marieは、こう答えました。


「マ イオ ノン バンビーナ」(でも、私は子供ではありません)



すると、


上の写真にも写っている、

ぺぺの一番上のお姉さんのカルメラという、滅多に喋らない人が、



つかつか、、、とmarieの前に歩み寄ってきて、



marieに、”静かに”---こう言ったのです。





-----「カーナ、 トゥ  ビンバ」(かなふ、あなたは、赤ちゃん)





「ベイビーーー」




・・・・・・・。





翌日。




ベイビー(marie)は、ムニャーノの果物屋さんの前の路上で、ライヴを行う事になってしまったのです・・・。




明日は、そのムニャーノでのmarieの路上ライヴレポートをお届けします。



カメラも”ペリコローゾ”だそうで、、、(取られるから、、、と、、)


持たせてもらえなかったので、その時の様子は写真に収められなかったのですが、



その時の雰囲気を読んで頂ければ幸いです。



ちなみに歌って来たカンツォーネは、「ヴォラーレ」


アンコールに「チャオチャオバンビーナ 」を歌ってきました。



・・・・・






---今日もここに来て下さって、本当にありがとうございました。


長い文、、、読んで下さって感謝します…。




marie




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ビンバのお世話は大変です。

でもこのカルメラの隣にいるのはmarieでなく、孫のミリアムちゃんです。(笑)
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by kanamarie | 2006-12-30 03:23 | イタリア | Trackback | Comments(12)
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Commented by ヨッシー at 2006-12-30 00:32 x
決して一人になれないなんて、とっても贅沢で幸せな事ですね!
人は決して一人では生きていけない寂しい生き物です。みんなで賑やかに楽しく生きて行けたら最高です!

イタリアでも素晴らしい人に囲まれて本当に幸せですね!
Commented by kanamarie at 2006-12-30 03:48
ヨッシーさん
ありがとうございます^^
>みんなで賑やかに楽しく

そうですね!そんな人生がmarieの永遠の憧れです。(涙)

ええ…。本当に、幸せ者です。

お正月は一人なので、またイタリアが恋しくなってしまいそうです。

>”人は決して一人では生きていけない”
その通りですよね…。
Commented by daikonhana at 2006-12-30 16:10 x
一人にすると心配と言う気持ち、とてもよくわかります^^

「チャオチャオバンビーナ」って曲があったんですね、「こんにちは赤ちゃん」かと思っていました^^
Commented by torigen at 2006-12-30 17:10 x
うんうん、daikonhanaさんの言うとおり。
また、高倉健さんに怒られるゾ!わはは。
Commented by longfeng at 2006-12-30 19:02 x
>「それで泥棒に逢ったって、スリに逢ったって、ニコニコしているん
>だ!!!キミはどんな奴らにでも愛想良く振る舞って、すぐに親しくな
>る!!!」
これがmarieさんなんですね。そんなmarieさんだからこそ、ナポリの
ご家族はmarieさんを心から愛し、心配しているのですね。
確かにナポリは日本とは比べものにならないくらい危険なのでしょう。
でも、同時にぺぺさんたちのような市内の噴水をくまなく探し回ってくれる
愛情深い人たちもいる・・・marieさんにとってナポリは特別な場所なのでしょうね☆
Commented by kanamarie at 2006-12-30 22:16
daikonhanaさん
ありがとうございます。^^
ブログでも、いつも書き込みが少ない時には、一番に’daikonhanaさんが駆けつけて下さいますものネ(涙)

「チャオチャオバンビーナ」=「こんにちは赤ちゃん」

・・・・・、、。

よかった、、、。
「こんにちはかなちゃん」だったら、どうしようかと思いました(笑)
Commented by kanamarie at 2006-12-30 22:21
torigenさん
まぁ!昨年2005年の7月25日の記事、覚えてて下さったのですね!!!
ありがとうございます!!!

あの時、”あ!この人は、高倉健さんだ!”と私が気付いた途端に、健さんは遠のいて行きました。
(ずっと気が付かない振りをしていれば良かったです)
有名人だと、、特別に接してほしくなかったのでしょうね、、。

それがやはり正真正銘の高倉健さんだと教えて下さったのが、あのみちるちゃんのお父様です。

健さんは、ローマやアフリカに、その頃、よく身を隠しておられたのだそうです。

古い記事、思い出させて下さり、感謝します。ありがとう…。
Commented by kanamarie at 2006-12-30 22:35
longfengさん
ありがとうございます(涙)

書きながら気が付いたのですが、その、ペペが私に言った
>キミはどんな奴らにでも愛想良く振る舞って、すぐに親しくな
>る!!!
という言葉は、marieの今までの人生の中で、本当にたくさんの方から言われつづけてきたのと同じものです…。

それぞれ、その言葉を言って下さった方々がどんなに強く、そして歯痒い思いで、いつも私の事を見守って下さったのか…と思うと、”親の心、子知らず”に等しい無知で我がままな自分の姿を垣間見ます…。

危険と平安…。

ナポリが私にとって特別な土地であるように、それにも何か意味があるのでしょうね…。

この世の全てに陰陽 、表裏の関わりあり

とは、ヨッシーさんの12月22日の「人生…!」という詩にありました。
今、それをふと、思い出しました。

longfengさん、ありがとう・・・。
貴女は本当に、神秘的な方です。
Commented by blue_koichiro at 2006-12-31 02:12
ははは、皆心配でほっとけないんだね、きっと。
イタリアも東京よろしく、物騒な一面もあるんですね。
でも、marieさんの周りには心優しそうな人達ばかりじゃないですか!
楽しそうですよ!
さてさて、いよいよライブレポが聞けますか? 先ずはストリート・ライブですね。。
更新楽しみにしております〜。


あ、もう大晦日じゃない♪
Commented by blue_koichiro at 2006-12-31 02:13
P.S
良いお年をお迎えになってくださいね。
Commented by kanamarie at 2006-12-31 02:30
うふふ…koichiroさん^^
今朝、目覚めたらデヴィットTからメールが入っていたんですよ!
やっぱり今年最後は、レイヴレポと、デヴィットTでしめくくらなくてはいけませんね!^^♪

ストリート・ライヴですけれど、、そんな風に楽しみにして下さって、本当に嬉しいです。
更新、待っていて下さいネ♡

koichiroさんも、良いお年を…♪
ありがとうございます・・・ 感謝を込めて、、。
Commented by kanamarie at 2006-12-31 02:42
あ、ナポリはとっても物騒ですよ!koichiroさんも、ライヴで来られる時には気を付けて下さいね。でも多分、、むこうの皆がくっついていてくれるので、大丈夫だと思うのですが^^
イタリアは北へ行けば行くほど、街はきれいになって行くし、治安も良くなって行くのですが、”人”は、物騒で危険な分、南の方が人情味が厚くてフレンドリーです。
ええ!ナポリ、楽しいですよ!!!最高です!!!毎日、いっぱいいっぱい笑って過ごせるところです。^^
どんな些細な事でも、皆で話し合って、分り合えるから・・・。
そこから色んなものが、生まれて来るんですよね^^
友情も、愛も、歌も・・・。